転職しようと決めたときに
2024.01.17掲載
お役立ち情報
本日皆さんにお伝えしたいのは、「転職しようと決めたら一人でしようとしないでください」という事です。
転職活動を行う上で、まずは何のために転職したいのかを明確にしてほしいという事を前回お伝えしたと思います。
「何のために」が明確になり新しい目標に向かって転職活動を行うのですが、この時に転職しなくてはと焦ってしまうと視野や選択肢が一気に狭くなってしまいます。
ここが転職活動を失敗させてしまう大きな要因になってしまうのです。
転職活動では履歴書や職務経歴書を提出し、転職先の担当者との面談を重ねることになります。
この時に自分がどんな人間で、何ができるのか、どんなことをしたいと思っているのか、今までどんなキャリアを経て、どんな結果を残してきたのかなどを第三者に明確に分かりやすく伝えるという技術が必要になります。
つまり、自分のキャリアを自分でしっかり把握しておく必要があるのです。
最近はキャリアオーナーシップ、つまり自分のキャリアには自分で責任を持ちましょうという考え方が目立ってきました。
会社にキャリアを与えられるのではなく、自分でキャリアを築いていくというものです。
しかし、自分がキャリアをきちんと把握しましょうと言葉では簡単に言えますが、この作業は自分一人で行うのはとても難しいものです。
なぜなら人間にとって自分を正確に客観視することは非常に難しいからです。
自分一人だけで行う転職では、見えてくる自分の情報や強みは限られてきますが、
転職のプロに相談するということで客観的に自分をキャリアを整理したり、業界情報や転職市場の情報を得やすいというメリットがあります。
私は、このHR業界にてお仕事をさせていただいていく前に外食業界で仕事をしていました。
外食業界を選んだ理由は、将来目標である起業に向けて経営ノウハウを学べると考えたからです。
飲食店の店長は、営業・マーケティング・仕入・製造・在庫管理・品質管理、採用・教育・評価・配置とあらゆることを行います。
私は希望通り、年商1億以上スタッフ50名以上の店長を経験したり、不振店舗の立て直し、M&A店舗の改革、なども経験できました。
その後、HR業界に転職して、知識・技術・経験・人脈を得た後に独立をしたという経緯があります。
このように話すと順調なキャリア選択のように聞こえるかもしれませんが、もし、当時の自分自身に転職アドバイザーとして話ができるのであれば、
独立してどのような会社を作りたいのか? どのような事業展開をしたいのかを聞いた上で、独立前に大手企業での新規事業を経験することを薦めたでしょう。
つまり、転職のプロに相談することで自分では気が付けない選択肢に出会える可能性が高いのです。
もちろん最終的にどんな選択をするのかは自分次第ですが、選択肢は多いに越したことはありません。
だからこそ、声を大にして皆さんにお伝えしたいのです。「転職しようと決めたら一人でしようとしないでください」と。