転職しようかな?と思った時にまず考えるべきこと
“転職”という言葉を聞くと、皆さんどんなことを思い浮かべるでしょうか?
よく聞くのは「転職が成功してキャリアアップした!」「転職を失敗してしまって再度転職を考えている」、俗に言う成功/失敗という側面ではないでしょか?
まず「転職をしようかな?したほうがいいのかな?」と思っている方によく考えていただきたいのは、その「転職」は何のために行うのか?という事です。
4つの例を出してみましょう。
A:現職の待遇に不満がある。
B:上司との関係や同僚とうまくいかず、人間関係がつらくなった。
C:今の仕事がつまらなくなった、もっといろいろな業務に携わりたい。
D:将来独立したいので、キャリアを積むために同業種の別会社へ移りたい。
こちらの4つのうちAとBはマイナスの理由。CとDはプラスの理由ですね。
何のために、がはっきりしていないと転職活動はうまくいかないケースが多いと思います。
(もちろん、心身に不調をきたしすぐにでも転職や退職を考えなければならないケースもあります。)
転職しようかな?と思った時には、ぜひこちらを自分に問いかけてみていただきたいです。
「何のために転職したいのか」
この『何のために』がはっきりしないまま転職してしまうと、キャリアダウンやこんなはずではなかったのにという後悔につながりやすいのです。
なぜなら転職活動は、人生を見直す転換期になるものだからです。
この人生を考えるのに参考になるのが、京セラ創業者である稲盛和夫さんの「人生の方程式」です。
人生の結果=考え方×能力×熱意
私は、この方程式にもう一つ要素があると考え次のようにしました。
人生の結果=考え方×能力×熱意+環境
能力と熱量はマイナスになることはありません。しかし、考え方はマイナスになりえますので、自分の考え方がプラス(正)かマイナス(負)になるかによって結果(人生)が大きく変わってくるのです。
どんなに高い能力や熱意を持っていたとしても、考え方がマイナスになってしまうととんでもない結果を引き起こすこともあり得ます。世間を騒がす大きな事件や犯罪はまさにそのケースと言えるでしょう。
さらに、環境という要素も関係します。
転職活動は、自分の人生の結果を決める4つの要素のうち環境を変えることです。
自分1人で「何のために」を考えることは、言葉では簡単ですがとても難しい作業だったりします。
自分のことを客観的に見つめ、今の自分はどのような能力を持っているのか、どんな業務ができるのか、どのような価値を提供できるのか、今後どうなっていきたいのかを明確にしていくためには何をすればいいのか。
答えは簡単です。転職のプロに転職相談してください。
1人で考えるだけでは見えてこない自分の特性や向いている職種など、第三者のプロの視点が加わることで見えてくるものや気づきがぐっと増えてきます。
転職を考えてから気を付けるべきこと、考えるべきことは様々ありますが、まずはこの一言を皆さんにお伝えいたします。
「転職しようと思ったら、まずは転職のプロへ相談を」