転職は今の仕事を退職してから?それとも同時並行?~愛媛県の場合~

2024.03.16掲載
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転職者に多い悩みの一つが転職のタイミングですよね。

「転職は今の仕事を退職してから行うのが良いのか、同時並行で行うのが良いのか?
期限を決めて見つけた方が良いのか、納得するまで長期間でも続けた方が良いのか?」

結論から言うと、可能ならば、同時並行の方が良いでしょう。納得いくまで探した方が良いです。

ただし、注意して欲しい点が2点あります!

その2点を伝える前に、例外についてお話しします。

会社都合の失職は当然当てはまりますが、その他には、
・ライフスタイルの変化
・精神衛生上での離職
・一定期間の勉強や訓練
です。


ライフスタイルの変化は、家族の介護や看病、独身から家庭持ちになる、自身の病気や障害、家族の転勤や進学などです。
精神衛生上と言うのは、メンタルが崩壊しそうな過剰なストレスや劣悪な労働環境のときです。
一定期間の勉強や訓練は、専門資格や専門スキルを得るため学校や訓練機関に通う場合です。
これらのケースでも、事前にわかっていたり、休職ができるなら、在職したまま動けるのが良いですけどね。

 

それでは、二つの注意点に話を移します。
一つ目は、自己分析ができているかという点です。自分がどんなタイプの人間なのかという自己分析ができていると最適な転職活動が行いやすくなるということです。

例えば、忙しい時の方が自分のパフォーマンスが上がる人の場合。
こういったタイプの人は、通常の仕事に加えて転職活動というタスクを増やすことで、どちらもよ良い結果を残すことがあります。マルチタスクが得意で、「忙しいぐらいがちょうど良い。」という感覚をお持ちの人です。

逆に、自分のキャパシティーを理解しており、それ以上のタスクを抱えるとパンクしてしまうタイプの人は、短期間ではなく長期的な転職を目指し情報を少しずつ収集する方が良いでしょう。
または、先ほどの話とは異なる答えになりますが、今の仕事を辞めてしまってから落ち着いて次の転職先を探す方が焦らずに良い転職先に出会えたりする場合もあります。
※もちろん収入面で焦らないようにするための工夫は必要になります。
それぞれのタイプの方が、自分に合わないペースで転職活動を行った場合、高確率で焦りや気持ちが中だるみしてしまい、妥協による転職先を選びがちになります。


昔話のうさぎと亀ではないですが、うさぎも亀のように休憩せずにそのまま走り切ってしまっていたら、亀に負けることはなかったはずです。
亀は自分の出来ることを精一杯行ったから、うさぎとの競争に勝つことができたのです。
端的に言うならば、自分がうさぎタイプなのか、亀タイプなのかというところでしょう。

そして、もう一つの注意点は、転職を決めても、今の職場を退職するまでは自分のパフォーマンスを下げないということです。
転職者の中には退職が決まっているからと、消化試合のように過ごす人がいます。
こういう人は、大概の場合、次の職場でフルパフォーマンスを発揮できないことが多いです。
これは仕事に対する姿勢の問題から起こることであり、プロフェッショナルならば絶対にしないことだからです。
わかりやすい例をあげるなら、引退を決めた一流プロスポーツ選手が手抜き試合をするでしょうか?
しないですよね。

プロである限り、仕事をしている限り、顧客や職場の期待には応えないといけません。
むしろ、今までお世話になった職場に感謝を伝えるという意味でも、これまで以上のパフォーマンスを発揮して有終の美を飾ることが大事ではないでしょうか。
そうすると、その成功体験が次の仕事にも活きてくるものです。